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霊的な相談及び指導 スピリチュアルカウンセリング
大日本神相学派琉家 陰陽師 神政館

社会全般についての考察

«虐めは教材だ»

神界人と人間の一番の違いを一言で説明すると、人間と比べると神々は格段に合理的に物事を判断できる連中の集まりだと言う事だ。合理主義と言うのは、困難な出来事や悲惨な出来事などが起こった場合、その事を逆手にとって前向きな考えや発展的経験に変えると言うものだ。

そういった哲学的な観点から見ると、虐めは最適な教材だ。虐め問題の有識者会議や学校関係者〔教師や教育委員会等々〕を含む治自体の対策を見聞きしていると、どの意見も見解も全て加害者や被害者から逃げ腰な政策ばかりだ。虐めの加害者や被害者から逃げるとクラスなどの集団に解決力が無くなる。これだからゆとり教育は失敗に終わった訳だ。

多くの方々は、因縁解法とは無縁の人生を送っている。誰もが因縁解法に辿り着くという事は有り得ない。第四神相と第五神相が複雑に絡み合って世界を構築している以上、どんなに悪因縁まみれでも、途方も無い悠久の時間が掛かってでも、自力で悪因縁を解法できる手本に成る様な生き方の法則がある。

人間界を包み込む大きな神界の守護や、個人的な守護霊を頼る事も必要だが、その手前に人間としての努力が最優先で必要だ。守護霊の守護開始は、守護している人の前向きな努力を合図に実行される。どちらが先かと言えば、間違い無く前向きな努力が先だ。後ずさりする者や踏み止まっている者の後押しをする事は無い。「人生は前進有るのみ」勇気を持って前に踏み出した者だけの後押しをする。

集団生活〔学校〕で最も大事な事は、毎日机に向かって教科書通りの勉強をする事だけでは無い。感受性豊かな此の時期に、如何に忍耐力・達成感・集団意識などの精神力を鍛えるかだ。よく使用されるスローガンで「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」は見せ掛けだったのか?

此の情報がどこまで正しいかは調べていないが、「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」は本来「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」らしいが、例え最初の解釈が間違っていたとしても、此の解釈が一人歩きする事にも意味がある。

1.にんたいりょく【忍耐力】 苦しみ・つらさなどに耐える力。

1.たっ‐せいかん【達成感】 [名](スル)成し遂げることの喜び。目的を果たすことの大切さ。

1.しゅうだん‐いしき【集団意識】 1 ある集団に共に帰属しているという自覚的意識。2 ある集団に共通する意識。

「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」は、現在の虐め問題において最も大切な言葉だ。集団生活を送るに当たって、虐めは最適な教材だ。警察の介入や法律の改正も大切だが、虐めを犯した生徒、酷い虐めに遭っている生徒、非行に走る生徒、家庭環境に問題のある生徒、それらから逃げる事は辞めて、先生と生徒が真剣に向かい合って解決するまで何度でも話し合う事で必ず解決の糸口が見つかる。虐めや非行は、ペナルティーや仕組みで解決する事はない。人間同士の熱〔愛情〕のこもった話し合いで解決するものだ。


陰陽師・神政館 館長:山下款二