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霊的な相談及び指導 スピリチュアルカウンセリング
大日本神相学派琉家 陰陽師 神政館

社会全般についての考察

«虐め問題を切る»

虐め問題について語る前に言っておくが、そもそも因縁と言うものは、それ相当の悪因縁を相殺して貰えるだけの徳を積むか、因縁を解法しない限りその因縁から逃れる事は不可能だ。

世界中に対して言える事だが、神政館が海外に向けて神界レベルの悪因縁の解法や魔界〔魔物〕の調伏を決定してからと言うものアジアをはじめとする近隣国の悪因縁〔抵抗〕が加速し始めた。因縁解法を経験した縁者の中には既にお気付きの方も多いと思うが、近年の日本国を取り巻くアジア諸国の品性に欠く行動は、全て因縁解法前と因縁解法後の象意に過ぎない。つまり好転反応と言う訳だ。

近隣諸国が取った最近の幼稚な行動で、やっと平和呆けの日本国民にも領土問題の認識や従軍慰安婦問題等の歴史認識の違いや、政治経済や文化においての世界での日本国の立ち位置を朧げにでも理解してきたのではないだろうか。

前説と虐めの問題は因縁の性質以外はあまり関係ないが、現在の第五神相〔人間界〕では、ありとあらゆる因縁が急加速しているので私が常々指摘してきたように、これでも世界は嵐の前の静けさの中に居る。政治においても経済においても波乱は此れからが本番だ。

地球や人間の未来に夢や希望が持てない人も増えてきている。それらの間違った思考を払拭する為にも、日本国の現状を悲観する事無く、日本国の明るい未来を信じて行動して欲しい。

自然界の動物や植物や生き物ではない存在にも必ず虐めは存在する。虐めの解釈にも違いがあるが、食物連鎖や生きるための競争は戦いだ。その戦いの中で弱者は隅に追いやられるか、時には生きて行く為の生存権までも否定される。生き物に限らず、せっかく地殻変動などの影響によって出来た湖や河川も、噴火や地震などによって流れを堰き止められたり、湖を土砂で埋められたりする。此の大地に形成されるもの全てにおいて、小さなエネルギーは強大なエネルギーにより強制的に捻じ曲げられる。何処で虐めの線引きをするかが問題であって、此の世は弱肉強食の世界である事だけは間違い無い。

虐めを考える上で、有識者と呼ばれる馬鹿な連中の議論やテレビのキャスターやタレントなどの的外れな話を聞いていると、残念だが悪質な虐めはやはり無くなりそうにない。虐めに遭う人、その虐めを止められない傍観者、学校関係者や両親とその家族の正義感や道徳感覚も問題だ。しかし、彼らがそれらを悟るにはまだまだ途方もない時間がかかる。

虐めの象意をもっと広げて見ると、暴力団が市民に与える脅威もその一つと言える。他人の弱みに付け込んで払わせる「みかじめ料」も虐めの一部と言えるだろう。国がその対応策として暴力団対策法なるものを打ち立てたお陰で、街には昭和初期に横行した愚連隊の予備軍に近い不良グループが横行し始めた。もう時既に遅し、日本の治安は悪化する一方だ。

ある暴力団組織のトップがインタビューに応じてまで注意勧告したにも関わらず、暴対法を推し進めた結果がこの有様だ。これ等に関しては本当の有識者〔社会の悪や犯罪に詳しい者〕にとっては火を見るよりも明らかな結果だ。

実は学校などの虐め問題でも、暴対法や暴力団排除条例のような事を考えて実行しようとしているようだ。しかし、結果的にそれ事態が陰湿な虐めを加速させる事に成る。何時もながら断っておくが、私は暴力団を擁護するつもりも全くないし、暴力団や街の不良グループも無条件で受け付けない人間だ。薄汚い刺青〔TATTOO(タトゥー)〕を入れた連中を見るだけでも嫌悪感を隠せないほどだ。

昼間は太陽〔光〕が昇り陰が出来る。何人たりともその影から逃れる事は不可能だ。そして夜になり闇が訪れる訳だが、夜になると影は薄くなり陰陽のバランスが崩れる。バランスが崩れる間は魔が横行するには最適だ。昼間でも影が薄くなる場所は薄暗い場所だ。影が見えなくなる場所は人目にも付き難い。そうなると犯罪が行われるには最適な環境になるわけだ。

昭和の初期には愚連隊〔街の不良グループ〕が横行していたが、それらに悪は悪成りの秩序を持たせたのが〔任侠道〕と言う思想だった。やがて社会からは、やくざと呼ばれたり暴力団と呼ばれるなど呼称が変化する訳だが、光と影で例えるなら一般市民は光であり、暴力団は影だと言うのが妥当だ。高度成長期の日本国の治安を守る為に一役買ったのも、何を隠そう警察組織よりも暴力団と言っても良い。綺麗事だけでは割り切れない良好な関係を保って来た訳だが、その良好な関係にひびが入った為、日本国の治安は悪化しつつある。

1.ぐれん‐たい【愚連隊】 《「ぐれる」から生じた語。「愚連」は当て字》盛り場などをうろつき、暴行・ゆすり・たかりなどの不法行為を働く不良の仲間。

2.にん‐きょう【任侠/仁侠】 弱い者を助け強い者をくじき、義のためならば命も惜しまないといった気性に富むこと。おとこ気。


特に学校などでの虐めの解決には、他の生徒を虐めている不良少年を取り込んで彼らの力を借りて秩序を持たせる事が重要な鍵になる。方向を見失った彼らのエネルギーを使って、両親や教師はもちろん、社会が一丸となって任侠道と言う思想を教え与える事で解決するしかない。

最後に、子供が虐めに遭っているご家族は、もっと拘りを捨て去り、勇気と愛情を持って子供を守る事だ。学校に行く事だけが人生ではない。勉強は自宅でも可能だ。通信制の高校も大学もある。選択肢は幾らでもある筈だ。


陰陽師・神政館 館長:山下款二