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[千と千尋の神隠し:追記]

«千と千尋の神隠し:追記»

最初に言ったのは、宮崎監督本人である。 日本版『プレミア』の2001年6月21日号での『千と千尋』についてのインタビューで、どうして今回はこういう話にしたのかと質問された監督はこう答えている。「今の世界として描くには何がいちばんふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか」以下、宮崎監督はえんえんと日本の性風俗について語るのだが、要約すると、『千と千尋』は、現代の少女をとりまく現実をアニメで象徴させようとしたので、性風俗産業の話になった、と監督は言っている。

性風俗産業に対する差別 性風俗産業に対する差別(せいふうぞくさんぎょうにたいするさべつ)は、職業差別の一つで、性風俗産業及びその従事者(セックスワーカー)に対する差別である。対象にはいわゆる売春婦、ヘルス嬢、ソープ嬢など直接の性行動に従事する職業の他、アダルトモデルのような間接的なものや、風俗店従業員や風俗ライターなどの周辺的な職業も含まれる。

性風俗産業に対する差別には大きく分けて、社会的な偏見によるものと、国家の制度による身分的なものの2種類が存在する。社会に必要な職業であるのに不当に蔑視されるのは他の職業差別と同様であるが、性風俗産業は国や職種によっては非合法もしくは法的に曖昧な条件に置かれている[1]ことが問題を複雑にしている。

性風俗 古代ギリシアやローマを含む地中海世界や、オリエント、インド、東南アジア、中国、日本など、性に関する風俗は多様で洗練された文化が存在した。また南北アメリカや、アフリカにも固有の性風俗の文化が多数存在した。これらは古代のみではなく、中世、近世においてもなお華やかな様相を持っていた。

西欧キリスト教文化は中世にあってすでに性風俗に対する抑圧的傾向が見られたが、この趨向は、近世から近代に至り益々抑圧の度合いを強めて行き、イギリス・ヴィクトリア朝時代の性道徳が代表するような、偽善的で抑圧的な文化制度が社会的に承認されるようになった。西欧文明が地球上の諸地域を技術と経済、軍事で支配し植民地化するに及んで、西欧文化の備えていた性に対する矛盾した抑圧制度がこれらの諸地域、いやグローバルな規模で規範的な道徳観として定着した。

20世紀中葉にいたり、諸地域は西欧のくびきを脱し独立するが、しかしその社会と文化は長らくの西欧の植民地政策によって伝統文化が断絶させられたものとなっていた。このため、西欧の勢力は見かけ上去ったが、その文化的な規範はなお地球上の諸地域で大きな影響を持っており、性の風俗の伝統的な各地域の個性や制度や自由さは喪失されたままである。性風俗は近代的な産業となり、巨大なセックス産業のネットワークが公然・非公然と世界各地に存在している。現在では、ドイツ、オランダ、ベルギー、デンマーク、スイス、ギリシャ、オーストラリアのキャンベラ市、アメリカのネバダ州の一部地域等多くの国で管理売春が合法化されている。また、それ以外の欧米諸国についても、斡旋や管理売春が違法であるものの、個人が行う売春行為自体は合法とされている国が殆どである(イギリス、フランス、イタリア、スペインなど)。日本ではグレーゾーンの行為とされるものの、数多くの風俗店が存在する。ただ、近年は違法風俗を中心に摘発が進んでいる。その一方で、埼玉県川口市西川口のように地域経済をささえていた違法風俗店が一掃されたことにより客が途絶え、地元の商店街が次々と閉店に追い込まれゴーストタウンと化し、国・地方を支える税収が大きく落ち込むという現象が起きている。そのため、風俗店摘発後の地元経済のアフターケアが大きな課題となっている。

これらは発展途上国の性の搾奪だけではなく、性的な抑圧観念とその社会制度、経済的な退廃を齎している。性及び性風俗と性の文化の権利や自由の運動は各地に存在するが、諸国の体制はこれを抑制する方向に動いている。性の文化と性風俗文化を、支配のための抑圧機構によって隠蔽する他方で、これを支配し、自由主義や人権に対する弾圧の方便としても利用している。

このような状況において、先進国・発展途上国の区別なく、性の文化や性風俗は矮小化され、かつては社会にあって公然と承認されていた風習や文化が権力の名のもと抑制されている。日本においても、江戸時代に見られた庶民文化としての多彩な性風俗は明治維新を通じて徐々に抑圧され、西欧化の名の元で矮小化され隠蔽が行われた。民衆の持つ風俗、そして性風俗の大らかさと自由、多様性は否定されタブー化され、性風俗と呼ぶとき、風俗店とそこで働く女性従業員が念頭されるような矮小化が現状のものとなっている。


此の題目で私に語らせると、神々の価値観や、魔界勢力から人類への最初の攻撃等々に至るまで、延々と語れるに違いない。此処に三九羅が週刊誌に叩かれる原因にも成った神業が関わっている。人類の歴史において、性風俗産業の取り扱いを間違ったところから、人間界は魔界勢力寄りの歴史を歩む事に成る。宮崎監督が何を意図して、千と千尋の舞台に男女の三助の居る銭湯を選んだのか?此の短いインタビューの記事で、宮崎監督の意図を図り知る事は不可能だが、四魂が意図する事は容易に理解することができる。

司運力の塊で頭脳明晰の三九羅や私が、好き好んで週刊誌に叩かれるようなヘマをやらかす訳が無いだろう。週刊誌に叩かれるヘマをやらかしたと言っても、何も犯罪を犯した訳ではなく、人類が最初に取り扱いを間違った性風俗産業、性風俗が引き起こした因縁解法の神業そのものと、深い関わりがあるものだ。もちろんヘマをやらかす筈も無く全て想定内と言う事だ。

「人類が侵した最初のボタンの掛け違い」、縁者を始め多くの読者が読む神政館館長ブログにおいて、終にこの手の話が記述出来るまでにブログも読者も成長したようだ。日本国を始めとして、性風俗産業の問題には、多くの政治家や著名人も口を閉ざしてないがしろにし、臭いものには蓋をして先送りにして来た体質に、一早く金毛九尾は目を付けたと言う訳だ。金毛九尾に目をつけられたら最後、人の四魂はもちろんの事、神の四魂までも成す術も無く利用され世界は掻き回される。

「飲む・打つ・買う」とは文字通り、酒を飲み、博打を打ち、女を買う、人類は此の三つのの欲望を魔界勢力につけこまれ、心を操られて血で血を洗う闘争劇を繰り返す事になる。それは今も尚続く大きな社会問題だ。此の事については折に触れ記述して行くようにする。

ところで、東京都日暮里駅近くの銭湯で働く日本最後の三助さんが、今も現役で働いているそうだ。名前は橘秀雪さんと言うらしい。もちろん、要望があれば女性の身体も洗うし背中も流すそうだ。此の三助を個室にしたのが所謂ソープランドだ。それをアレンジして、個室マッサージとして営業したのが近年の性風俗店だ。ソープランドは、按摩や最近流行のオイルマッサージ等の延長線上にある。言い換えれば派生が同じ同業者でもある。



三助 三助(さんすけ)とは、日本の銭湯における被用者の役職の一つで、利用客に対し直接的・間接的なサービスを提供する従業員のことである。

かつてはどの街にも存在し、庶民の憩いの場として親しまれてきた銭湯。そうした下町の象徴ともいえる銭湯だが、かつては東京都内に2,500軒以上あったその数も、現在では約3分の1となる900軒にまで減少している。しかし、その銭湯で背中を流す仕事「三助」に近年注目が集まっている。その昔は銭湯に欠かせない存在だったという三助だが、相次ぐ銭湯の廃業から、現在では日本全国でもただ一人を残すのみとなってしまった。

銭湯の歴史とともに存在し、江戸時代の浮世絵にもその姿が描かれている三助。日暮里・斉藤湯の斉藤さんは「三助というのは本来職業じゃない。本来三助と言われている人というのは番頭さん。番頭さんの仕事は釜たき、温度調整、掃除、そうした3つの裏方仕事を助けている。そういう意味で三『助』。その合間にお客さんの背中を流している。だから、本来の仕事は背中を流すことではなく番頭仕事」と説明する。

そして、高度経済成長を境に内風呂が普及。そこに温度管理の機械化や、銭湯そのものの衰退が拍車をかけ、三助たちもだんだんと姿を消していってしまう。そして2009年、日本で最後に残された三助が橘さんだ。


「飲む・打つ・買う」から始まり、それから繋がる商売や争いは勿論の事、犯罪、特に女性に関する犯罪の多くは、此の問題に背を向けてきた人類のツケによって引き起こされたものだ。女性はその被害者だと考えたら大間違いだ。女性の方が大きく関わっているから、性犯罪の被害に遭ったときのダメージが桁外れに女性の方が大きいのだ。女性に纏わる性犯罪(売春・買春・強姦・婦女暴行・チカン・盗撮・付き纏いストーカー行為)は女性が持つ悪因縁でもある。

宮崎監督の発言の中で、「日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか」と書いてあるのが印象的だ。風俗とは、日本に伝わる習わしや習慣の事を指すが、それもその筈、日本は世界の国々と比べ物に成らないほどの長い歴史があり、またその文献で代表的な、古事記や日本書記と言った書物が残っている事からも明らかだ。日本古来の独特とも言えるしっかりとした風習や習わしをベースに、企業の社風や仕事に対する考え方や、サービス業の根底にあるものは、もてなしの心であり、もてなしとは思い遣りそのものだ。

客をもてなす精神は、商売の根源でもある「飲む・打つ・買う」から始まり、思いやりの心に長けた日本人だけが習得した技に違いない。思いやりの心を旨く習得できなかった外国では、争いの絶えない社会が構築され、争いが少なく心の安定した和魂的社会を築く事に成功した日本は、宮崎監督が言うように、まさに風俗産業そのものである。



神政館を一人でも多くの縁者と縁を繋ぐ方法として、ブログ読者には手を煩わせるが、神政館のサイト〔螺神梁サイトを含む〕・ヤフーブログ両方にブログを挙げる事にする。


陰陽師・神政館 館長:山下款二