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霊的な相談及び指導 スピリチュアルカウンセリング
大日本神相学派琉家 陰陽師 神政館

霊能者・宗教教祖の考察

«魔物と手を組む霊能者»

霊能者には大きく分けて三種類の者が存在する。魔物と手を組んだ奴、魔物に憑依されている奴、魔物に騙されている奴だ。

再度説明するが、此処での霊能者と言う括りは、宗教教祖及びその幹部・超能力者・占い師などのスピリチュアル関係も全て含んでいる。つまり霊的な事に関わっている全ての者に当て嵌まると言う事だ。

一つ目の魔物と手を組んだ霊能者とは、本人に自覚がある場合も非常に多い。しかし本人にその事を問い詰めても、間違いなく知らないふりをする。極稀に本人に自覚の無い場合もあるが、それでも亡くなってから府君庁に連行された時に言い逃れが効かない。というのも此の場合は、霊能者の前世での悪行と悪因縁の影響で、過去世で手を組んだ経験のある魔物との縁が影響して今世の悪行があるからだ。

魔物と手を組んだ自覚のある場合は、まだ霊能者にも理性で制御できる状態だ。魔物と手を切るのは自分自身を否定する事に成るだけに苦しい選択だが、今まで行ってきた言動や指導で、どれだけの人間に影響を与えていて、それらに対して自分の間違いを訂正するだけの勇気を問われるだけに、霊能者自身なかなかその勇気を持ち合わせてはいないのも現状だ。一方で自覚の無い後者のケースでは、限定時代と言う事もあって、次の転生にそれ相当の悪影響が出てしまう。霊障を大量に受けた身体と人を巻き込んで騙した経験が災いし、第五神相では生き方の悪い例として生きてゆく道が待っている。

次に、魔物に憑依されている霊能者だが、此の場合の霊能者の多くは晩年顔つきや言動に矛盾が生じ、ヒステリックに成り始めるので、落ち着いて客観的に霊能者を観察すると、誰にでも化けの皮が剥がせる筈だ。此のタイプの霊能者は宗教団体や宗教的活動やカルト教団を主宰するケースが多い。とは言っても集団を纏めると成るとそれなりの器量も必要なので、魔物もそれなりの規模が必要だ。憑依には大きく分けて二種類のケースがある。霊能者の四魂の表層に憑依しているケースと、霊能者の四魂に宿主と言わんばかりに寄生しているケースだ。

表層に憑依しているケースでは、除霊によって取り除く事が可能だが、実際のところは憑依している自縛霊・魔物・妖怪・動物霊などは、我々人間界と近い世界とは言っても異界の連中だから除霊は難しい。除霊が可能なケースは、除霊師の憑き物の力関係によって、その除霊師の憑き物よりも弱い相手に限る。二つ目は、魔物の特徴の一つに魔物社会にも互いの協力関係があって、仲間集団が存在する。つまり霊能者に憑依する魔物グループによる自作自演のケースだ。除霊依頼者を巻き込んでの除霊田舎芝居の開演だ。これ以外に、尊霊や神霊などの有名なものでは、不動明王や毘沙門天等々による除霊というか対魔調伏や、修験道などによる滝行も全く効果は無い。むしろ危険なのは、これ等の行為によって依頼者に憑依する魔物の種類が変わったり、更に憑依される場合が殆どだ。此の場合の霊能者の次の転生は、重い霊障に悩まされる事からは逃れられないし、難病奇病を発症したり五体不満足な身体を与えられる事に成る。脳に集中的に霊障を受ける場合も多く、脳障害や精神的な病も付いて回る事が約束できる。此の手合いの者が私と縁を結ぶ事はまず無理で、今までにも数名門を叩いたが全て私にも神界にも弾き飛ばされた。

最後は魔物に騙されている場合の霊能者だが、その前に此の章も含めて多くの章での魔物とは、生霊・自縛霊・魔物・動物霊・妖怪等々を含んでいる。この霊能者が騙されているケースが最も多く、その騙している魔物の知恵と器量がそのまま霊能者の力量となって象意が現れる。世の中に名を売る霊能者や、その霊能者に蛆虫のように集る研究家と呼ばれる連中も、此の括りに属している。主な活動などしていない、どちらかと言うと私と縁がある霊能者や霊視が出来る人なら、テレビや雑誌を見ると、言われて見れば此の記述の通りだと確証が得られる筈だ。

魔物に騙されるには、それなりに騙されるだけの素質と言うか最低限の霊感が必要な訳だ。兎に角霊的な話や肝試しやパワースポットなどがやたらに好きな人が多いと言うのも騙される霊能者の特徴だ。騙されるにも度合いがあるが、魔物を神様か尊霊や先祖の誰かと思い込み、それを勘違いして霊的な指導や霊的な世界を語ってしまう。此の手の霊能者も優しい言葉使いや、誰にでも優しいと言う甘えた思考の持ち主が圧倒的に多い。悪因縁の象意によって人生や精神がぼろぼろに成っている相談者や依頼者にとっては、正に蜜を求める蟻の如く優しい霊能者に集まって、魔物による指導を実行してしまう事に成るが、最大の特徴はその指導を受けても何も変わらないという事実が時間と伴に明らかに成る。

此の手の霊能者もそれなりに有名に成るケースもあるが、霊能者の入門としては初歩的な現象で、魔物も永きに渡ってその霊能者を信じ込ませて先々では四魂に宿主として憑依する事が目的だ。その為に時には、人の思念を読んだり近未来を予測するなどの能力を見せ付ける事や、その能力を相談者に対しては優しい言葉で、霊能者に対しては優越感を与えてコントロールしようとする。魔物は弱い人間に対して甘い罠を仕掛ける事には非常に長けている。

此処で解説した全ての霊能者の主な共通点は、難病奇病や事件事故に遭遇し奇跡的にその悪因縁から逃れたと言う経験のある者が多い。悪因縁から逃れたのだからそれこそが神懸りだと思ったら大間違いで、実際は逃れてなどいない。逆に憑依される事で悪因縁が加速している状態だ。

此の記述を縁者や読者は何度でも読み返して真実を見つける事だ。


陰陽師・神政館 館長:山下款二