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霊的な相談及び指導 スピリチュアルカウンセリング
大日本神相学派琉家 陰陽師 神政館

霊能者・宗教教祖の考察

«霊能力者誕生»

霊能力とは、まあ霊能の定義によって大きく変わってくるが、基本的には直感力であったり虫の知らせであったりと、肉体に魂が宿っている以上は人類は全て霊能力者と言える訳だ。その中でも突出して第六感〔シックスセンス〕が冴えている者を霊能者と呼んでいる。

霊能力者が産まれる原因は幾つかある。一つ目は四魂の素質によるものだ。生まれつき記憶力が良いとかまたは運動能力が優れている人が居るように、四魂の種類が霊能力に優れている場合だ。

二つ目はその四魂が過去に選んできた人生の系統によるもので、神社や仏閣の関係者や口寄せ巫女、修験道などの行者や仙人修行が好きな連中だとか、占い師や祈祷師、呪術者などに関心を持った事のある連中だ。つまり長年に亘る四魂の経歴だ。

三つ目は前述の二つを含めた霊障の因縁や、何がしかの過ちによって罪を犯した挙句に四魂の欠落による霊障及び難病奇病や身体障害などの病によって霊的感性が目覚めるものだ。つまりその殆どが悪因縁だと言う事になる。生まれつき四魂に前世から付き合いのある魔物が憑依していたり、四魂に深く寄生している者が多い。

神政館や螺神梁を通じて私と縁が結ばれる者に限っては、前世で悪質な事件を起こした霊能者や悪因縁を持つ者はほとんどいない。それらに伴い、四魂の持つ悪因縁にも勝る徳を積んだ経験のある者が大半だ。徳を積んだ経験があるからこそ、縁者には霊格の高い先祖や氏神神社の尊霊方が守護している訳だ。万が一にも私と縁が出来て疎遠になる連中には、悪因縁にも勝る徳を積んだ経験が100%無い者と言って間違いない。

私と縁者との間にトラブルが起きないのはそのお陰でもある。私の縁者は、あくまでも私との間では、気位は高いが素直で努力家で品性がある四魂しか寄っては来ないし、私自身そのような四魂しか寄せ付けない。縁者の守護霊も、自分たちの守護する人の肉体の所作が悪い者は、基本的に私の前には連れてこないように努力しているようだ。限定時代と言う事もあって守護も神政館に関わりたいが、それにも増して神業の邪魔は何が何でもしたくないからだ。

霊能力者の素質を持った四魂が産まれ落ちた時、一つ目の場合は守護霊とその者の四魂がしっかりしている場合が多く、霊能者として霊的な面で人々を騙して生きてゆくという様な失敗は殆んど無く、霊能力と肉体との絶妙なバランスを保ちつつ、それを信仰心に変えて正しく生きて行く。

二つ目の霊能者の場合、社会に出るまでは少々変人扱いされ、時には読心術を持っていたり、極稀に近未来を言い当てる〔人の死期〕などの奇跡的な現象を見せる者もいる。そして、社会に出る頃には他人にちやほやされ始めるが、因縁深い事が原因で人生に挫折してしまう。特技を生かそうと言う事で霊能力を使い、神仏に傾向して行き満足な知識も得られないまま、霊能者として独立して神仏に反した勢力をお供に連れて活動し始める。此の手の霊能力者の場合は、本人は魔物勢力と気付かず至ってまともだと思っている者も少なくない。少なからず小さな宗教的団体を作る者もいる。あえて割合で言うならば、100人中薄々気付いているが知りたくないと目を背けている者が八割〔80人〕程度、残りの二割〔20人〕は至ってまじめに神仏の力を授かっていると勘違いしている。つまり一人としてまともな霊能者は居ない。

三つ目の場合は、四魂の欠落やバランスを崩すことで精神的にも変人だが、魔物が憑依しやすかったり既に憑依していたり、四魂に魔物が寄生しているケースも多く見受けられる。その分霊能力も、一つ目や二つ目の連中を遥かに凌ぐ者が多くいて、この段階だと自分の存在や人生における意味を神から授かった使命だと勘違いしている者も非常に増えてくる。此処まで来ると二つ目の霊能者に憑依する魔物よりも数段上の魔物が蔓延っているので、此の手の霊能力者に縁が出来る連中もそれなりに因縁深い連中が多く、冷静な判断に欠けた者が集まりやすく、その霊能力者を支持して行く事でカルマは大きく加速し後戻りが不可能なほど因縁にまみれてしまう事に成る。時には有名な霊能者にまでなってしまうのはこのケースの霊能力者が大半だ。中には難病奇病から生還する者も居て、それを霊的な使命のお陰だとする事で周囲を巻き込んで行く者や、霊障を伴った事が原因で病になり、益々四魂が不安定になる事で得た霊的感性を神仏より授かったと称し、世の中に役立てる事を勝手に使命だと思い込み、汗水流して働く事の尊さを忘れ去り霊能者に邁進してゆく。

次回は霊能者が騙される過程を詳細に解説する。


陰陽師・神政館 館長:山下款二