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霊的な相談及び指導 スピリチュアルカウンセリング
大日本神相学派琉家 陰陽師 神政館

霊能者・宗教教祖の考察

«霊能者や宗教教祖の憑き物»

特に昭和初期から平成にかけて頭角を表した霊能力者〔超能力者や占い師などのスピリチュアル関係も含む〕や宗教教祖の守護〔指導霊〕には、尊霊や神霊は一切就いていない。それどころか関わりすら持っていないのが現状だ。

過去の歴史上最も有名な霊能者〔異人〕と言えばイエスキリストだ。彼には確かに毘沙門天と呼ばれる大広木正宗大神と言う神が、イエスキリストの守護神として就いていた。彼がイエスキリストが見せた数ある奇跡の立役者だ。

私に言わせるとイエスキリストはもちろんの事、指導霊大広木正宗大神が余計な事をしなければ、此の世界を巻き込む邪教は存在しなかった筈だ。彼らの悪行のお陰で現在も第五神相での争い〔宗教戦争〕が続いている。

悪質な手口と言う事で、少し誤解があるといけないので注釈を入れておく。霊能者〔超能力者や占い師などのスピリチュアル関係も含む〕や宗教教祖は、余すところなく魔物系の守護を持つ連中だと断言して間違いはない。こんな事を言うと、自分だけはまともな霊能者であって、それ以外は全て魔物系の連中だという事になるので、中々此の件に触れる者が居ないのが現状だが、それでも敢えて真実を伝えようと思っている。従って正邪の区別をつける事が出来ない霊能力や直観力の冴えない一般人は、やはりスピリチュアル系のものには関わらない事をお薦めする。「君子危うきに近寄らず」だ。

それともう一つは、霊能者や宗教教祖は漏れなく魔物系の守護が憑いている訳だが、だからと言ってその霊能者や宗教教祖が全て悪質なものとは限らない。世の中では必ずしも悪者が悪い事をしているとは限らない。そこが連中の正邪の判断を難しくしている。悪者と一言でいっても説明は難しいが、幾つか例を挙げてみる。興信所に人探しを依頼するとしたら、依頼者の目的は人探しだ。普通、人探しをする場合は、まともに役所に行っても尋ね人の身内や親族でないと情報の開示が難しく、合法的に他人が他人の情報を得る事はかなり厳しい。時には法的に問題がある調査方法であっても、尋ね人が見つかりさえすれば結果的にはオーケーだ。

この世もあの世も規則に従ってさえいれば、全ての事が旨く運ぶほど単純には出来ていない。神界系の守護霊であっても、必要とあらばその霊脈を駆使して魔物から情報を得て守護に役立てる事は多々ある事だ。つまり、魔物系だからと言ってその情報や指導が全て利に適っていないとは言えないと言う事だ。但しその指導の結果よりも、目先の事が優先されるのが魔界系の欠点でもあるので、注意が必要だ。甘い言葉やその指導には見返りが付き物だ。

霊能者や宗教教祖に関わる四魂の者は、確かに神仏にも魔物にも縁が深い。転生して間もなくは、四魂も思考も第五神相での本人の持つ悪因縁の影響をあまり受けて居ない事も手伝ってか、守護霊は何とかまともな道を歩ませようと象意を出したり、その人の霊能力の特徴を利用してアピールする事が多い。因縁深い霊能者や宗教教祖の素質を持った人は、転生した時点で既に魔物に憑依されているのが常で、そうなると余程でない限り私に助けて貰える徳は残っていない。もちろん徳さえ残っていれば、私に除霊して貰い助かる事もある。

生まれ持った魔物の憑依を逃れた四魂でもまだまだ気は抜けない。霊能者の素質を持った四魂が第五神相に転生を果たした後は、幼い頃の霊体験などを経て二十歳前後から普通の人よりも霊的な思考に傾き始めると同時に、各々の悪因縁の加速が起こり始めると、神界勢力の守護が比例して弱くなり、その隙間を利用して間髪いれずに魔物が憑くようになる。その時期に守護が入れ替わった事に気付く者も居るが、全員神仏の加護が得られたと錯覚している。当然魔物が憑依した事で、元々得意だった霊能力は更に冴えてきて、神仏の守護も貰い受けたと錯覚している当人は上機嫌だ。此の時期に憑依する魔物は四魂の悪因縁による縁だから、本人の感覚では相性が良く神仏に違いないと確信してしまう。

此処からが面白い現象だ。自らの悪因縁による憑依は相手が魔物で有っても相性が良いので気がつかない。かと言って霊感のセンサーに誤作動がある訳では無いので、他人の憑き物の正邪の区別は正確についている場合が多く、此のことが原因で他の霊能者と自分は違うと思い込み、同業者同士の繋がりは殆ど無くなる。その事が、憑依している霊能者に自分が魔物だと気付かれる事を避ける為の魔物の策略だ。魔物に憑依された霊能者は、憑依されてからの時間が長引き、次第に魔物が四魂に馴染む事でいびつに感じるどころか、より神仏に近づいたと錯覚してゆく。

成績の良い霊能力者の中には、憑依した物が魔物系だと気付く霊能力者も少なくは無い。その事が原因で、除霊が目的になり神社仏閣を訪ね歩いたり、時には修験道や修行と称して滝に打たれたり、山岳修行までする者もいる。更に深みに嵌ると、霊能者や宗教に傾倒し除霊を試みる。その道中、ついに除霊が出来る霊能者に巡り合うが、それは除霊ではなく、その霊能者や宗教教祖に憑依した魔物の勢力が自分よりも強いか、その魔物と自分の憑き魔が仲間内だったことで除霊が可能に成った事は知る由も無い。


陰陽師・神政館 館長:山下款二